「壁の中」から

むかしblogtribeにあったやつのアーカイブ

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

笙野頼子「だいにっほん、おんたこめいわく史」追記・「群像」2006年1月号

二回目は画像サイズを大きくして載せてみました。群像 2006年 01月号出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/12/07メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る●笙野頼子「だいにっほん、おんたこめいわく史」追記前回の記事に追記しようと…

笙野頼子「だいにっほん、おんたこめいわく史」

●笙野頼子「だいにっほん、おんたこめいわく史」(「群像」2006年1月号掲載)群像 2006年 01月号出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/12/07メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る(27日改訂)既刊はすべて一通り読むことができた…

ラファティのイースターワインで悪魔が舟歌

まえに書いたとおり、ラファティの既訳長篇を読んでみた。 サンリオSF文庫の「悪魔は死んだ」、「イースターワインに到着」と、ついでに国書刊行会の未来の文学シリーズ第一期最終巻の「宇宙舟歌」まで一気に読んだ。 簡潔に感想を書くと、サンリオの二つは…

再度「Gunslinger Girl」について・3

承前私からすれば、夏葉さんや幾人かの人の言うことは、作品事実にのみ即していて、それがどう語られているか、という点についてを無視しているように見えます。しかし、作品を読むということは、何が書かれているかも重要ですか、それと同じほどにどう書か…

再度「Gunslinger Girl」について・2

前回はわりとその前の記事の補足に終始したので、今回、以下コメントについて応答しながら具体的に作品にそって私のガンスリ評の根拠を詳説したいと思います。http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20060104ここでのコメントで、読者批判がしたいのでは?とかか…

再度「Gunslinger Girl」について・1

この漫画をはじめて読んだのは確か連載第二話目のリコのエピソードで、電撃大王に載っているのを某人に読めといわれたからだった。第一印象からいわくいいがたい違和感を覚えた。その次は確かフランカがスペイン広場でヘンリエッタと遭遇するエピソードで、…

SFとか

●バラード「終着の浜辺」創元SF文庫終着の浜辺 (創元SF文庫)作者: J・G バラード,J.G. Ballard,伊藤哲出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (34件) を見る突如復刊されたバラードの短篇集…