「壁の中」から

むかしblogtribeにあったやつのアーカイブ

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「文学に意味はないというお前に意味はない。オレが文学だ。オレこそが「批評」だ。純文学作家笙野頼子」

徹底抗戦!文士の森作者: 笙野頼子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/06/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (43件) を見る●私的言語の戦闘的保持十四年にわたる「純文学論争」にまつわる経緯をまとめ、その間に書かれ…

笙野頼子の絶対的自己肯定

金毘羅作者: 笙野頼子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 20回この商品を含むブログ (76件) を見る「水晶内制度」が出たと思ったら、ほぼ一年後に出たいまのところの最新長篇。長篇をこの短いスパンで出すというの…

笙野頼子の変則名調子

前回の投稿について、やはり「ヒステリー」という言葉を使うのは辞めた方がいいとは思うのだが、女性の言論をヒステリーとして抑圧する状況に抗して用いられる戦略として、「ヒステリー」という言葉を使っているのだということくらいは読みとって貰えるだろ…