「壁の中」から

むかしblogtribeにあったやつのアーカイブ

第五回文学フリマ

数ヶ月ぶりの更新になります。お久しぶりです。どうでもいいことですが、この記事で当ブロブ通算百記事目です。

フリマ公式サイトでブース一覧が発表されたり、栗山光司さんのブログに紹介されたりした(栗山さんありがとう)ので、ご存じの方はいるかも知れませんが、幻視社は第五回文学フリマに参加します。

第五回文学フリマ

開催日時 2006年11月12日(日)
開場11:00〜終了16:00
場所 東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第2展示室
(JR線・東京メトロ日比谷線 秋葉原駅徒歩3分、都営地下鉄新宿線 岩本町駅徒歩5分)


今回の誌面は以下の通り。

「幻視社第2号」
●特集 内臓と身体
小 説  
オメガ・メタリクス 東條 慎生
荒れ地 佐伯 ツカサ
ヘラクレスの矢 鬼海 六道
桃色と歪み エンドケイプ
レビュー   
喜劇の身体 東條 慎生

●その他
魔法少女テロルさん
作・馬大山 画・狩野 若芽
笙野頼子レビュー(続)
東條 慎生

漫画、テロルさんの一コマから。

銃を持ったセーラー服さん(魔法少女)と弱ったおじさん(マスコットキャラ)の、殺伐とした話。

という感じです。
特集「内臓」とぶちあげたはいいものの、まあ、いつも通りですね。小説は短いのが多いですが、狩野若芽によるアレな漫画「テロルさん」は前回の倍の20ページもの大作に。

ところで、私の「喜劇の身体」では後藤明生小島信夫を扱ったのですが、この稿を書いている間に、小島氏が脳梗塞で入院したことを知り、書き上げた後に亡くなったことを知りました。今年の頭に長篇を発表し、作中では体力の衰えが書かれていてもまだまだ元気だと思っていたところでした。死に際して一読者が何を言うべきかはよくわかりませんが、ただ残念です。

さて、今回、編集作業がかなりぎりぎりまでかかり、余裕を持って入稿できなかったので、きちんと印刷作業が間に合うかどうかかなり不安です。前回までの雑誌はすべて出払ってしまったので、新刊がなければメンバーがただブースに座っていることになるかと思われます。