「壁の中」から

むかしblogtribeにあったやつのアーカイブ

2004-09-30から1日間の記事一覧

後藤明生「八月/愚者の時間」3

●テクスト遍歴への移行「針目城」は「針目城といっても誰も知らないと思う。実はわたしも、『筑前国続風土記』ではじめて知ったのである」と書き出されている。ここでもうすでに、前三作とは小説の書かれ方が異なっていることがわかる。「綾の鼓」などでは、…